小学生の頃から国語の教科書や詩集を通して幾度となく出会ってきたが、
それよりは
合唱曲の作詞者としての彼によく出会い話してきたように思う。
合唱部時代、わたしたちは勝手に親しみを込めて
「しゅんちゃん」とか「しゅんしゅん」とか呼んでいた。
(よく彼の詞に曲をつける作曲家の鈴木輝昭は「てるてる」だった。)
最近読んだ彼のエッセイのなかで
彼がベートーヴェンのことを「ベトちゃん」と呼んでいたので
なんだか嬉しくなった。
わたしたちもあなたのことをそんなふうに呼んでいたんですよ
ってお知らせしたい気分だ。